トップ > テキスト > PS3をヘッドホンで例える


本当にいいと思う物を作ったらこうなりました。

ハウジングの材質はプラスティックですが、強化プラスティックです。これまで無かったことです。
少々、重さが増しましたが、これまでのヘッドホンとは考え方が全く違うのです。

このヘッドホンは操作性を重視し、強化しました。
イヤパッドは、皆様に親しまれたビニールレザーです。
見た目はそれほど変わりませんが、中身はパワフルで、そしてエレガントになっています。
ワイヤレスのDolby 5.1ch、DTS、LPCMにも対応してます。

これだけそろって6万円です。こんなに豪華で良いんでしょうか?
安すぎたかもしれません。

これはPS3の価格です。高いとか安いとか、“ヘッドホンとして”というくくりでは考えてほしくないんです。
PS3というものは他にはないわけですから。

例えば、高級なレストランでトイレを借りるのと、社員食堂でトイレを借りるのを比べるのはナンセンスですよね?
ウンコの勢いも違いますよね?

これは極端な例ですが、まさにそういうことなのです。
そのヘッドホンで何ができるか、というのが問題なのです。
ただし、ワイヤレスのDolby 5.1ch、DTS、LPCMを使う時には、別売の機器を繋いでください。
すばらしい体験ができるのなら、価格は問題じゃないと考えています。

MDR-CD3000の価格を発表した時も高いと言われました。QUALIA 010のときもそう。
しかし、いざ発売されると、どちらもそれまでのヘッドホンでは考えられないような売れ行きを示しました。
それは、どちらもそれ以前のヘッドホンでは味わえない体験ができたからです。

PS3でも、次世代のミュージックや、ネットワークを介したさまざまなサービスなど、
これまでには体験できなかった次世代のヘッドホン体験ができるようになっています。
そして、MDR-CD3000やQUALIA 010のように、ヘッドホンの好きの人なら間違いなく買ってくれると思っています。

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ソニーとSONY
ソニーとSONY
posted with amazlet on 06.05.17
日本経済新聞社
日本経済新聞社 (2005/11/25)